概況

根祖文化が指すのは中国人の伝統的な落叶帰根、老いて故郷に戻ることであり、識祖帰宗、故郷に戻るという文化の求心力と血濃干水、血は水より濃いという文化です。中華民族は１つの強烈な倫理の観念、宗族の観念がある民族で、中国の文化の中の血縁の伝統は、世界のいかなる国とも比べることができず、身分がどこにあるかに関わらず、すべて親心、故郷の人情風土、族の情を忘れることはありえず、民族の共感と文化の共感は変化することがありえません。合親尊祖、親を大切にして祖先を尊敬する、衍德崇宗、独崇の祖先に広がる中華民族の5千年の文明的に沈積する伝統の美徳であり、根祖文化は中華の文化の体系の中の１つの分枝として、豊富な内容と深厚な含意があります。

　　
中華民族が重んじることは落叶帰根、老いて故郷に戻ることであり、飲水思源、今の幸福の根源を忘れないことであり、この1本、1源の間に中華のきらきら光る文明を継承し発揚させ、そのため、根祖文化は、全世界の中国人の重要な精神力を激励することができます。これは民族の深層意識を繋ぎ止めるもので、民族精神の一大の媒介と紐帯を発揚するものであります。中華民族の創造力の重要な源であり、家庭、宗族乃至民族全体の強大な精神の凝集力です。根祖文化は発展伝承の基礎で、繁栄の基盤であり、未来の根本をとらえるものなのです。溯源尋根、ルーツを探ることは、一種のよく知られた文化の息吹で、一種の生活習慣、或いは、すばらしい追憶、やはり個人の魂の深い場所の必然的な精神の訴求であります。

周知のように、我が国は世界の四大文明の古国の中の一つだけではなくて、その上唯一の独立起源、未だ経験したことのない絶えない文明を持つ古国であります。山西はまたその歴史の中で最も長く最も完全な地区の中の一つです。山西地区の歴史は発展変化して、5千年の中国文明の上り下りを経験しています。文献の記載に関わらず、考古の発見、歴史の考証が伝承されています。まだその独特性、密集性、関連性の総合的な分析から、山西省には大量の太古の情報と極めて豊富な根祖文化の文化的資源が存在しています。20世紀の90年代に私が省の垣曲県で発見された「曙猿化石」は少なくとも4000万歳であって、アフリカの原人より早いレベルでありました。山西は最古の人類発祥地と当然推定され、山西運城垣曲は、人類の本物の故郷であります。山西のこの地で、人類は登場は、早いだけではなくて、その上、一番の文明の火なのです。芮城県西侯度の文化遺跡で発掘された動物の「焼骨」は、古地磁気法で測定すると、今から少なくとも18万年以上昔のもので、それは人類が火を獲得し火を使用した歴史を、多年繰り上げました。山西の根祖文化は、無以復加、これ以上ないまで重厚であり、その中で最も彪炳千古、偉大な業績が後世まで伝わるのは、「五帝」の首黄帝が打ち勝ったこの蚩尤部落で、それによって中華民族の初めての融合が促進され、中華民族国家の5千年の基礎が打ち立てられたのです。史書の中に「中国」の文字が一番速く登場するのは、上古虞舜時代の山西南部を中心とした地域を指すことなのです。同列の「五帝」の尭、舜、禹は、この水草が豊かで美しい土地に成長するだけではなく、その上先達がここに都を定めたのです。古史には「尭都平陽、舜都蒲坂、禹都安邑（尭の都は平陽、舜の都は蒲坂、禹の都は安邑）」と記されており、これが言っているのは、中華民族の1番早い英雄達が汾河下流で都を建立した歴史です。この前後の、婚姻のために舞楽を創作した後土、カイコを飼って糸を繰る嫘祖、民に教え農耕作をする後稷、商店を創建した猗頓は、すべて山西のこの土地で開始された千秋の偉業であります。山西は中華文明の主要な「源」であるだけではなく、その上中華民族の最も深い「根」があり、中華民族の多くの名字は山西の開宗から姓になり、現在の調べることができるのは40個余りであります。その中には、例えば王、張、趙、魏、楊、郭、賈、郝、裴、傅、尹、霍、路、冀、万、解、蒲、温、芮、耿、荀、晋、籍、南、祁などの姓はみな山西を源として、上古の母系社会の8姓の中の一つの「媯」という姓も山西を源としております。天下の王姓も太原が起源であり、海外に枝葉を伸ばし伝わりました。統計によると、「太原の王氏」は現在国際的に人数の最も多い一族の中の一つで、王一族は世界の各国の至るおり、総人数はすでに1人億を上回っています。遠く異郷の王氏の後裔は、肉親と連絡するために、胞愛互助、同胞を愛し互いに助け合う心を啓発して、かねてから王氏の親族の組織活動があります。現在世界に規模が比較的に大きな王氏親族の団体は50個余りがあります。太原の王氏は世界の各国を分散していますが、しかし彼らの血脈相親、血脈は仲が良く、手足情深、兄弟の情が深く、彼らには１つの共通点があります。「太原の王氏」で互いに標榜しあい、始祖の創業の地－大原を片時も忘れません。ここ数年来、大批海外王氏親族団体と「上党連氏」の連氏の成員、「霍州霍氏」霍氏の成員、「平陸の傅氏」の傅氏の成員などが、遠渡重洋、遠路はるばる、はるかな海を越え、ルーツ捜しへの情熱を胸一杯に祖先を祀りやって来て、投資しています。根祖文化の血濃于水、血は水より濃いという骨肉の親情を体現しており、中国人の強大な呼びがけの力と凝集力を山西に明らかに示しました。更に我が国に広範に伝わる広大な地があり、誰もが知る民謡「我が祖先、山西洪洞大槐樹」があります。明の洪武初期の永楽15年の50年余りの間、山西洪洞大槐樹の下で史上稀に見る大規模な移住者のイベントを開催しました。　長い600年余りの過去の年月、今のところの槐郷の後裔は全国至るところ、20余りの省、400余りの県に広がっています。この重大な歴史を移転できごとは、一方では山西の先賢を数多く異郷に移し、開墾の地に一篇一篇、曲を書き、あらゆるところで雄壮で美しい詩文を書きました。一方では、また山西というこの不思議な地を特定の歴史の時間の中で根祖文化の発祥の地とさせました。

山西の発展史を紐解いてみると、4500万年前の人類の始祖を見渡し、5000年余りの中国文明の薫陶に入浴し、私達は山西の根祖文化の重厚で深遠なことに感嘆するのです。曙猿、西侯度、女媧、炎帝、尭舜禹、後土祠、陶寺遺址、洪洞大槐樹など、これらのすべてに私達中華民族の起源と継続する貴重な宝があり、ひとつひとつ星のように山西の光り輝く星空に飾りを添えて、中華民族の無数の炎黄子孫－中国人のルーツを辿り、落叶帰根、老いて故郷に戻る地になります。山西の根祖文化は晋南地区を主要な地域として、一定規模が結集する歴史的な遺跡遺址で、豊かで多様であり、伝承継続の文明的な姿勢ですべての人類にその魅力を発揮しています。また正に雄姿がはつらつとしたイメージで全世界にその呼びかけの力も発しています。ここは千万年来の中国人の精神の郷里で、中華文明の涓涓細流、わずかで小さな流れはここに端を発しており、毎年多くの中国の子孫はここにルーツを探しにやって来て祖先を祀ります。中国人は、私達の共通の根祖のために一堂に会して、私達を山西に結集させるのです！